安さだけで決めないで!価格の裏にある【見えない価値】を見抜く方法

こんにちは。

家づくりやリフォームをご検討の皆様。必ず「見積もり」を取得されるかと思いますが、そもそも皆様は見積もりで何を比較し、どこを見て判断しているでしょうか?

今日のテーマは、この「見積もりの本質」について。そして、家づくりにおいて最も大切な「見えないところこそ大切に」という、私たちの姿勢についてお話しさせてください。

 

 

  1. 「値札」と「見積もり」の決定的な違い

世の中の商品の多くは、既に開発・製造を経て形が決まっているため、消費者が比較するものは「価格(値札)」で間違いありません。

一方、家づくりやリフォームは、まだ形になっていないオーダーメイドのものに価格をつける作業です。

  • 見積もりとは、「こういう形にしたらいくらになるよ」という、業者からの「提案書」そのものなのです。

よく広告で見かける「相見積もりをしましょう!」「最低3社から見積もりを取りましょう!」というアドバイスは、基本的に価格比較を促すものです。

しかし、お客様が「プロなんだからきちんとできるはず」と思い、価格の安いところを「企業努力」と捉えるのは、大変危険な場合があります。

 

  1. 価格差は「企業努力」だけではない

価格に違いが出るのは、安易な企業努力ではなく、目には見えない部分の違いが反映されているからです。

価格差の要因 見積書には見えにくい部分
使用材料の質 見た目は同じでも、耐久性や性能が違う材料を使っている
工事の内容と手間 省略されている工程や、手間のかけ方(下地処理の丁寧さ、工程の遵守など)
職人の熟練度 熟練度の高い職人、または設計・監理を行う資格や技量の差
保証・保険 工事の不具合に対する保証内容や加入している保険の範囲

私たちが比較すべきは、最終金額ではなく、「自分が望むことやこだわりの部分が、その金額でどれだけ反映されているか?」という提案の質なのです。

 

  1. プロの技術と管理力こそが価格の裏付け

住宅の見積もりは、形のないものに値段をつけるため、実はプロでも難しい作業です。

  • 建築業の複雑さ: 建築業許可の業種区分は29業種あり、一つの家を造るのに複数の専門業種が関わります。それらを最高の組み合わせで手配し、現場全体を適切に管理・監理するのは、専門的な知識と豊富な経験を持つプロでなければできません。
  • 管理費用(利益)の重要性: 世の中にある見積もりの多くは、下請け業者の見積もりに元請けの利益が上乗せされています。この上乗せ分は、本来、全体を責任を持って監理・管理するために必要な費用です。この管理を全うする能力がない会社にとって、それは単なる中間マージンとなりかねません。

これらの複雑な業種を一つにまとめ上げ、品質を保証し、最後まで管理する能力。これこそが、見積もりの額に反映されるべき、最も重要な見えない価値です。

 

  1. 良い家づくりは「信頼関係」から生まれる

家は人が造る商品です。お互いが気持ちよく、信頼しあって造るものだからこそ、きっと良いものができます。そして、私たちは本当の意味で皆様のホームドクター(かかりつけ医)になれるはずです。

私たちは、単なる価格比較を目的とした相見積もりを基本的にお勧めできません。

失敗しないために相場を知ることは大事ですが、見積もりを依頼する前に、ぜひ気になるお店の考え方や施工例を見て、**どんな業者さんかな?**をきちんと見極めてほしいと思います。

 

🤝 e暮らすホームが徹底する協力業者との信頼関係

家づくりにおいて、見えないところこそ大切にするため、私たちは協力業者との関係構築に力を入れています。

  • 私どもe暮らすホームでは、「あなたと仕事をするから、一生懸命やってね!」と先に信頼関係を築くことを大切にしています。
  • 協力業者(職人や専門業者)を選定する際、価格を競わせる相見積もりはしません。

これは、業者に価格を下げるため、見えない部分で手を抜くことをさせないためです。

  • 適正な価格で仕事を依頼し、価格が厳しい時には、一方的に値下げを要求するのではなく協力し、協力業者が行った正当な追加工事費きちんと私どもが支払う

このような信頼関係で結ばれた協力業社会を築くことで、私たちは「品質」と「誠意」を最優先した家づくりを実現しています。これが、e暮らすホームの強みの一つです。

 

複合的な視点で見積もりを読み解く

見積もりをもとに、どんな工事をするのか、使う材料はなにか?工期は?保険は?保証は?などを複合的に見ることが大事です。

本当に解決できるのは、プロが皆様のお困り事をどう考えてくれるか。見積もりは、その提案を見るためのものだと私たちは考えています。

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